開示資料は情報の宝庫 投信と長く付き合うための“五つのP”=竹川美奈子
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投資信託を選ぶ際、運用会社の社長やファンド・マネジャーの話を聞いて「理念に共感した」とすぐに購入を決めてしまったり、あるいは目先の成績だけに飛びついてしまったりするケースもあるが、どちらも誤りだ。
例えば、日本株に投資する投信でも、どんな運用方針で、どういうプロセスで投資先の会社を選ぶのか、集中投資なのか幅広く投資するのか、値動きは大きいのか小さく抑えるのか、購入した会社はずっと保有し続けるのか・頻繁に入れ替えるのか、組み入れ上位にくる会社が大きな割合を占めるのか均等に持つのか、現金を持つのかファンドの上限ぎりぎりまで株式を組み入れるのか(現金を持つ場合は柔軟に比率を変えるか)、上げ相場・下げ相場のどちらに強いのか──など特徴は異なる。どちらがいい、悪いではなく、特徴が明確であること、そしてブレないことが大事だ。
そこで、機関投資家が運用会社を選定するときに使う「五つのP」という指標を知っておきたい。これは個人がアクティブ投信を選ぶときにも参考になる(図)。
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週刊エコノミスト
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