週刊エコノミスト Online 地域と歩む第90回都市対抗野球

インタビュー 球界のご意見番 張本勲 「最後まで続くのは都市対抗だと思う」

 私は、プロ野球よりも最後まで続くのは都市対抗野球だと真剣に思っています。各都市を代表して、プロに限りなく近い高いレベルの野球を競うわけですから、出場する地元の企業、市民は応援しますよ。逆に、プロ野球は今の年俸の高さやいい選手が米メジャーに流出する状況を考えれば、持続不可能です。

 今は、本大会は東京ドームで開催していますが、たとえば全国各地区で予選を戦い、ある年は東京で、次の年は仙台で、また次の年は広島と、本大会の開催地を変えれば、もっと盛り上がりますよ。プロ野球の世界で生きてきた私ですが、そういう都市対抗の展開にこそ、野球の生きる道があると考えています。

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