経済・企業 俺の転職 わたしの副業

英語、不動産、博士号も取得 本業以外に大学講師や通訳ガイドも=桑子かつ代

 仕事のレベルアップには自己投資が必要だ。オフィス賃貸の仲介大手、三幸エステートでチーフアナリストを務める今関豊和さん(55)=写真=は米国の大学への2度の留学を経て自分の専門性を高めてきた。

 今関さんは「不動産、英語、米国大学の学位の三つのスキルを合わせることでオンリーワンになることができる」と語る。日本では有名大学から大手企業に進む道が理想的との見方が根強い中で、今関さんは「国外では日本とゲームのルールが変わる。日本の有名出身校よりも学位のほうが重視される」と話す。

 大学卒業後、1987年に中堅ゼネコンの東急建設に入社し、社内留学制度で米国へMBA留学するも、その間に日本ではバブルが崩壊し、帰国時は不景気に。当時の上司からは「留学したからといって特別扱いは期待しないように」との助言もあり、帰国後は保有不動産の管理や老人ホームの企画提案など国内業務を担当した。

残り735文字(全文1121文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月14日・21日合併号

ストップ!人口半減16 「自立持続可能」は全国65自治体 個性伸ばす「開成町」「忍野村」■荒木涼子/村田晋一郎19 地方の活路 カギは「多極集住」と高品質観光業 「よそ者・若者・ばか者」を生かせ■冨山和彦20 「人口減」のウソを斬る 地方消失の真因は若年女性の流出■天野馨南子25 労働力不足 203 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事