経済・企業 乗り遅れ厳禁!移動革命

小田急が「MaaSジャパン」 “結節点”で沿線の利便性向上=加藤結花

(出所)編集部作成
(出所)編集部作成

 MaaSプラットフォームを巡るさまざまな動きが相次ぐ中で、小田急電鉄は経路検索システム「駅すぱあと」を提供するヴァル研究所と共同で、MaaSアプリ向けに必要なデータ基盤「MaaS Japan」(MaaSジャパン)の開発を進めている。どんな交通事業者でも使えるようなデータ基盤の構築を目指し、鉄道のほかタクシーやカーシェアといったさまざまな事業者が連携を表明しているのが特徴だ。

 小田急電鉄が今年4月に発表したMaaSジャパンのプロジェクト。鉄道やバス、タクシーなどの交通データを収集したうえで、アプリでフリーパス、割引優待などの電子チケットを提供するためのデータ基盤を構築する狙いだ。小田急電鉄自体もデータ基盤を活用したMaaSアプリを開発するが、データ基盤は他の交通事業者や地方自治体にも提供し、他の事業者が開発するアプリでも利用可能とする。

残り851文字(全文1224文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月14日・21日合併号

ストップ!人口半減16 「自立持続可能」は全国65自治体 個性伸ばす「開成町」「忍野村」■荒木涼子/村田晋一郎19 地方の活路 カギは「多極集住」と高品質観光業 「よそ者・若者・ばか者」を生かせ■冨山和彦20 「人口減」のウソを斬る 地方消失の真因は若年女性の流出■天野馨南子25 労働力不足 203 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事