経済・企業 商社の稼ぎ方

三菱商事 複合都市開発 数キロ四方の街を開発運営=鴨脚光眞

ベトナムでの不動産完成予想図。今後はさらに大規模な開発を目指す(三菱商事提供)
ベトナムでの不動産完成予想図。今後はさらに大規模な開発を目指す(三菱商事提供)

 三菱商事は従来、国内外で用地を取得し、商業、物流、住宅などの施設を開発した後に外部に一括で売却する不動産開発を中心に手掛けてきた。品川駅東口のオフィス街開発や、北米、アセアン(東南アジア諸国連合)諸国、中国でのマンション開発などの実績がある。用地の情報収集や工事の進捗(しんちょく)管理などの不動産ノウハウと、不動産ファンド運用事業などで培った金融知見を活用し、不動産事業を拡大してきた。

 ただ、こうした「点」での開発だけでなく、面積でも機能でも広がりを持った「面」での開発も目指す。三菱商事は鉄道・道路・空港などの交通インフラや電力・水道などの社会インフラの開発・運用事業の実績もある。

残り969文字(全文1264文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月14日・21日合併号

ストップ!人口半減16 「自立持続可能」は全国65自治体 個性伸ばす「開成町」「忍野村」■荒木涼子/村田晋一郎19 地方の活路 カギは「多極集住」と高品質観光業 「よそ者・若者・ばか者」を生かせ■冨山和彦20 「人口減」のウソを斬る 地方消失の真因は若年女性の流出■天野馨南子25 労働力不足 203 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事