テクノロジー スマホAIで病気を治す医療&ビジネス

「アプリ」で治す 吸いたい時にアプリが助言、禁煙意欲を維持=下桐実雅子

患者に合わせたアドバイスが届くキュア・アップのアプリ(同社提供)
患者に合わせたアドバイスが届くキュア・アップのアプリ(同社提供)

 キュア・アップが保険適用を目指す禁煙治療用アプリは、どのように使われるのか。

 禁煙外来は通常、3カ月間に5回通院する。前半は2週間に1回、後半は1カ月に1回の頻度だ。「次の通院までの1カ月は在宅での孤独な闘いだ。その治療の空白期間に、医師がアドバイスするような内容をアプリで患者に配信し、禁煙継続意欲を持続させる」と、キュア・アップの佐竹晃太CEO(最高経営責任者)は説明する。

 患者は日々、その日の気分などをアプリに記録するが、例えば、たばこを吸いたい気持ちを入力すると、「つらいですね」と共感するメッセージや、「ガムをかみましょう」「部屋の掃除をしましょう」など、その人に合わせたアドバイスが届く。

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