経済・企業 ノルマ廃止の現実

福井銀行 100人の営業精鋭部隊を結成 新目標は「毎日3件の顧客面談」=吉脇丈志

 福井市に本店を構える福井銀行は4月から、保険や投資信託の販売担当者約100人に対し、収益ノルマを全廃した。トップダウンの営業目標では、営業担当が一部の懇意にしている顧客に依存するなど、必ずしも顧客本位とは言い切れなかったからだ。

 そこで優秀な営業実績を上げ続ける担当者の営業スタイルを分析し、「行動ガイドライン」を策定、目標として設定されたのが「1日3件の有効な面談」だ。

 営業担当は顧客との面談内容をタブレットなどに全件記録し、本部に送信。面談記録の内容を本部の担当者2人以上が確認し、1件の面談にカウントするか否かを判断する。

残り702文字(全文968文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月14日・21日合併号

ストップ!人口半減16 「自立持続可能」は全国65自治体 個性伸ばす「開成町」「忍野村」■荒木涼子/村田晋一郎19 地方の活路 カギは「多極集住」と高品質観光業 「よそ者・若者・ばか者」を生かせ■冨山和彦20 「人口減」のウソを斬る 地方消失の真因は若年女性の流出■天野馨南子25 労働力不足 203 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事