週刊エコノミスト Online 本気で買うマンション

住宅ローン 「目先」の変動より「安全」の固定 10年で総返済額1700万円減も=菱田雅生

(出所)筆者作成
(出所)筆者作成

 住宅取得にかかわる現在の環境は、消費増税後も、外部環境だけを見ると「買い」と言っていい状況だと思われる。

 住宅ローン金利は依然として下がり続けている。約30年前の平成バブル期、住宅金融公庫(現・住宅金融支援機構)の基準金利は5・5%、銀行の変動金利型は8%台だった。10年満期の国債の利率が7・9%をつけていた時代の話である。それが現在では、フラット35の最低金利は1・11%(2019年9月、返済期間21年以上35年以内、融資率9割以下の場合)、銀行等の変動金利型だと、低いところでは0・5%前後の水準である。

残り2197文字(全文2454文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月14日・21日合併号

ストップ!人口半減16 「自立持続可能」は全国65自治体 個性伸ばす「開成町」「忍野村」■荒木涼子/村田晋一郎19 地方の活路 カギは「多極集住」と高品質観光業 「よそ者・若者・ばか者」を生かせ■冨山和彦20 「人口減」のウソを斬る 地方消失の真因は若年女性の流出■天野馨南子25 労働力不足 203 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事