週刊エコノミスト Online 資産作りの新常識

売買せずに保有し続ける=正岡利之/7 

(出所)リフィニティブ(データストリーム)のデータを基に三菱UFJ信託銀行作成
(出所)リフィニティブ(データストリーム)のデータを基に三菱UFJ信託銀行作成

 価格変動の大きな相場の中で、価格が下がると心配になる。そうならないように、いい投資対象を見つけ出し、もうかる投資タイミングにチャレンジするのも一つの方法だ。

 しかし、不安な気持ちに耐えられずに売却すると、そこが安値だったり、逆に安心して買ったら高値だったということはよくある。

 図1は折れ線が株価の動き、棒グラフは株式投信への資金の流出入額である。両者は同じような方向に動くことが多い。矢印のように相場が下がるときには、買いを手控えて売りにまわり、最安値では売却額の方が多くなる。

 相場が上がるときにも、同様である。高くなると買い、安くなると売る傾向にある。相場観でタイミングをとることは、そう簡単なことではない。

残り681文字(全文989文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月28日号

バイオ製薬最前線 肥満 がん 認知症第1部 創薬テーマ編肥満14 画期的な減量効果の治療 ノボ、リリー2強が世界席巻■中桐成美/中西拓司17 内臓脂肪減少薬 大正製薬が「アライ」発売 吸収抑えて25%を排せつ■中西拓司19 米国の現実 成人の「4割超」の深刻 国防にも影響するレベル■岩田太郎20 体 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事