マーケット・金融 コロナ恐慌

個人消費 活動自粛で約4兆円減少

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う全国規模の活動自粛により、日本の国内総生産(GDP)の約6割を占める個人消費は急速に減少している。

 訪日外国人旅客の減少も深刻だが、経済全体に及ぼす影響度は日本人の方が大きい。観光庁統計によると、日本人の国内旅行消費額は2019年速報値で21・9兆円と、訪日外国人旅客(4・8兆円)の4・6倍だ。

 今回の活動自粛によって個人消費はどの程度減少するだろうか。自粛ムードの広がりや消費者マインドの萎縮が見られた、11年3月の東日本大震災後の消費動向を参考に試算しよう。

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週刊エコノミスト

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