経済・企業 スマホ・5Gの新王者

INTERVIEW NEC 河村厚男 執行役員常務ネットワークサービスビジネスユニット担当

河村厚男 NEC執行役員常務ネットワークサービスビジネスユニット担当

「5Gで世界シェア2割狙う仮想化で設備投資は4割減る」

 2000年代以降、経営不振が続いたNECの業績が回復し株価は上昇。復活の原動力の一つが伝統の通信技術だ。

(聞き手=浜田健太郎・編集部)

── NECが提供する「ネットワーク仮想化」(汎用(はんよう)サーバーを用いて通信ネットワークを主にソフトウエアによって制御する技術)は、楽天モバイルやNTTドコモが第5世代移動通信規格(5G)のインフラ構築で採用した。仮想化のメリットは。

■一つの機器でいろいろなサービスを実現できることにある。例えば、大地震が発生して急増する安否確認の通話量に対応するため、音声通話を増やしてデータ通信のサービス容量を減らすなど、状況に応じてネットワークを柔軟に運用できる。

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