国際・政治 ワシントンDC

来年1月5日に決選投票 ジョージア州上院選の行方=井上祐介

 11月3日に実施された大統領選挙ではバイデン前副大統領が当選確実となり、議会選挙では民主党が議席数を減らしながらも下院での過半数を維持した。一方、上院は共和党が50議席を確保したものの、ジョージア州の2議席は決選投票に持ち込まれた。議会の勢力図の確定は1月5日に実施される決選投票の結果次第となった。

 ジョージア州では過半数の票を獲得した候補者がいない場合、上位2候補による決選投票が行われるという特殊な選出方法を採用している。特定候補に支持が集中したとしても、候補者間で票が割れた場合にはすぐに選挙結果が決まらない仕組みだ。1960年代に導入された制度であり、黒人の政治的な影響力を制限するために考案されたと言われている。

残り1025文字(全文1338文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月14日・21日合併号

ストップ!人口半減16 「自立持続可能」は全国65自治体 個性伸ばす「開成町」「忍野村」■荒木涼子/村田晋一郎19 地方の活路 カギは「多極集住」と高品質観光業 「よそ者・若者・ばか者」を生かせ■冨山和彦20 「人口減」のウソを斬る 地方消失の真因は若年女性の流出■天野馨南子25 労働力不足 203 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事