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自動車部品 「電動化」で加速する再編 日本電産が台風の目に=遠藤功治

買収でメガサプライヤーに名乗りか(日本電産の永守重信会長) (Bloomberg)
買収でメガサプライヤーに名乗りか(日本電産の永守重信会長) (Bloomberg)

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 大半の企業で2020年度中間決算(一部は第3四半期決算)発表が終了した。自動車関連業界では、半年前の本決算発表時には、新型コロナの影響で多くの企業が通期予想を未定、ないしは大幅な減益・赤字予想としていたが、中間決算では一転、増額修正が相次いだ(表1)。中国や米国の新車販売が想定以上に回復、徹底的な原価低減活動や経費削減、投資等の先送りなどで、業績はV字回復の様相を呈している。多くの経営者にとって、一旦は胸をなでおろす状況となっている。だが、これでウィズコロナ、あるいは、アフターコロナの体制が整った、などと考える経営者は、少なくとも自動車関連業界にはいまい。

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