テクノロジー AI図解 日本の未来

第8回 量子暗号技術、「スカパー」に好影響=ゼノデータ・ラボ

詳しくはこちら

 圧倒的な計算処理能力を持つ量子コンピューターの出現は、ビッグデータ解析や医薬品開発など、さまざまな分野での技術発展が期待される。同時に注目を集めているのが「量子暗号通信技術」だ。分割不可能な光子の一つひとつにデータを載せて送信することで、通信途中の盗聴や解読を検知できる仕組みで、機密性の高い情報での利用拡大が期待される。AI(人工知能)を使った業績予測システム「ゼノブレイン」は、量子暗号通信の普及によって影響が大きく出る国内上場企業を分析した。

 今年10月に日本初の量子暗号通信技術の事業化を発表した東芝や、技術研究に携わるNEC、NTTなどが名を連ねるなか、最も影響が大きいと分析されたのは、スカパーJSATホールディングスだ。多チャンネルの衛星放送「スカパー!」で有名だが、アジア最大の衛星通信事業者でもある。

残り545文字(全文912文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月28日号

バイオ製薬最前線 肥満 がん 認知症第1部 創薬テーマ編肥満14 画期的な減量効果の治療 ノボ、リリー2強が世界席巻■中桐成美/中西拓司17 内臓脂肪減少薬 大正製薬が「アライ」発売 吸収抑えて25%を排せつ■中西拓司19 米国の現実 成人の「4割超」の深刻 国防にも影響するレベル■岩田太郎20 体 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事