教養・歴史書評

『われらが〈無意識〉なる韓国』 四方田犬彦著 作品社 2700円

『われらが〈無意識〉なる韓国』 四方田犬彦著 作品社 2700円

 映画誌・比較文化研究家の著者には100冊以上の著書がある。韓国をめぐる本だけでも相当な数にのぼるが、40年間、韓国を注視し続けてきた著者による最新刊が本書だ。今回のテーマは「無意識」。韓国にとって日本が常に意識の水面に浮かぶ氷塊であるのと対照的に、日本にとって韓国は深い無意識に潜んでいると見る。多くの日本人が無自覚なだけで、何か起きた時に浮上する韓国こそ、日本のあるべき方向を示してくれる貴重な存在なのだ。(K)

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