経済・企業 日本経済 大復活

娯楽産業 近場レジャーが好調 年後半は旅行需要回復へ=関根哲

 コロナ禍で躍進したゲーム産業と比べても、レジャー産業の2020年後半以降の株価パフォーマンスに遜色はない。コロナ禍当初こそ、短期的な業績に対する警戒感からレジャー産業に対する注目度は低下した。だが、世界的なワクチン接種拡大を機に、20年11月以降、「アフターコロナ」を見据え、レジャー産業への注目度が高まっている。ただし、足元では一様に業績が回復しているとは言い難く、分野ごとにばらつきがある。

 好調な分野としては、「3密回避可能」な近場レジャーが挙げられる。釣り具メーカーのグローブライドは20年度に、展開する釣り具の売上高が前年度比で大きく拡大した。特に、初心者向け製品の販売が好調で、釣り愛好者の裾野が広がったと推察される。釣り具はグローブライドやシマノなど、国内企業が有力ブランドの位置を占めており、将来性も高いと考える。

残り767文字(全文1133文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月14日・21日合併号

ストップ!人口半減16 「自立持続可能」は全国65自治体 個性伸ばす「開成町」「忍野村」■荒木涼子/村田晋一郎19 地方の活路 カギは「多極集住」と高品質観光業 「よそ者・若者・ばか者」を生かせ■冨山和彦20 「人口減」のウソを斬る 地方消失の真因は若年女性の流出■天野馨南子25 労働力不足 203 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事