経済・企業 狙える不動産

ホテル、鉄道 帝国ホテルはサービス付き賃貸住宅 JR東は「新幹線オフィス」の実験=佐久間誠

 日本企業の経常利益は、2020年4〜6月期に前年同期比46・6%減と急減した後、10月〜12月期には0・7%減と前年同期の水準をおおむね回復した。

 業種別に見ると、10〜12月期は製造業(前年同期比21・9%増)が回復を牽引(けんいん)した一方、対面型サービス業(103・2%減)は大幅な減少を続け、赤字から抜け出せていない(図)。

 対面型サービス業では、事業用不動産を手放す企業が出てきた。藤田観光は大阪の結婚式場や宴会場である太閤園(たいこうえん)を売却し、JR東日本は保有するホテルやオフィスビルなどの不動産を5年で1000億円売却する予定だ。

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