『週刊エコノミスト』編集部は、金融情報会社QUICKの協力を得て、東証が来年4月からスタートする「プライム市場」の上場基準に満たない東証1部上場企業を調査した。プライム市場の主な上場基準は（1）流通株式時価総額100億円以上、（2）流通株式比率35％以上、（3）流通株式単位2万単位以上──であり、東証の判定基準に従って（1）が100億円未満の銘柄は33業種で595社あった。

　QUICKのデータでは、流通株式時価総額は今年4～6月の終値平均を基に算出し、流通株式比率や流通株式単位は、6月末までに入手可能な有価証券報告書などに基づいている。業種別でみると、新型コロナウイルス禍の影響を受けた卸売業や小売業、サービス業でプライム基準未達が目立った。