経済・企業 THE MARKET

3月FOMC、利上げ幅と今後のペースに注目=窪谷浩

今週のポイント 米連邦公開市場委員会(3月15〜16日) 今後の利上げペースを見極め=窪谷浩

 3月15日から2日間の日程で米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。インフレ率が米連邦準備制度理事会(FRB)の2%目標を大幅に上回り、40年ぶりの水準となる中、前回会合(1月)では3月会合での政策金利引き上げ開始が事実上予告された。3月会合の焦点は利上げ幅に加え、今後の利上げペースでどのような方針が示されるかである。

 前回会合を振り返ると、予想通り政策金利が据え置かれる一方、声明文に「近いうちにフェデラルファンド金利(FF金利)の目標レンジを引き上げることが適切である」との表現が追加され、3月会合での利上げ方針が示された。量的緩和に関しては3月上旬に債券買い入れを終了し、バランスシート縮小方針を今後数会合で決定するとした。

残り367文字(全文733文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月14日・21日合併号

ストップ!人口半減16 「自立持続可能」は全国65自治体 個性伸ばす「開成町」「忍野村」■荒木涼子/村田晋一郎19 地方の活路 カギは「多極集住」と高品質観光業 「よそ者・若者・ばか者」を生かせ■冨山和彦20 「人口減」のウソを斬る 地方消失の真因は若年女性の流出■天野馨南子25 労働力不足 203 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事