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首都圏人気路線の安全度第4弾~中央線の武蔵野台地エリアは水害リスクが低い

 水害・地震リスクについて「路線駅別災害リスクの安全度」をランキングの第4弾はJR中央線をみてみよう。

 JR中央線は、地形的には東京都西側に広がる武蔵野台地の低地のへりにある東京駅を起点とし、八王子台地を抜けて終点、高尾駅に達する路線だ。

水害安全度は11駅も

 東京駅から高尾駅の32駅中、水害リスク安全度1位は、ハザードマップで浸水が想定されていない「浸水想定区域外」の11駅だった。四ツ谷駅―代々木駅間と、武蔵野台地上の高円寺、吉祥寺、武蔵境、国立、立川、豊田の各駅、台地の上にある初台、代田橋、京王八王子の各駅は浅川の低地沿いだが川より少し高い場所にあり、浸水想定区域外だった。

 次いで想定浸水深が0・5㍍未満(主に道路冠水~床下浸水未満)が7駅。新宿駅から西の台地上にある荻窪、西荻窪、三鷹、東小金井各駅などに多く、武蔵野台地エリアでの水害リスクの低さが明瞭だ。

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