週刊エコノミスト Online闘論席

顔認識AIのリスク踏まえた法的規制を

撮影 中村琢磨
撮影 中村琢磨

池谷裕二の闘論席

 人工知能の発達によって特に大きな進歩があったのは画像解析の分野。理由はシンプルだ。ディープラーニング(深層学習)と呼ばれる人工知能が、もともと視覚認知を目指して設計されたものであるため、画像の照合や分析と相性がよいのだ。

 今や世界中で顔認識や人物監視に人工知能が利用されている。モザイク状の荒い画像でも画素数を補う「超解像技術」も実用化され、さらに利用の幅が広がった。

 米連邦捜査局(FBI)は、成人の国民について運転免許証や州身分証明書などの何億枚にものぼる顔認識データセットを保有しており、犯罪捜査や民事捜査に利用している。監視カメラと連携することで、特定の人物を追跡しながら、公共の場での行動や習慣、交友関係をモニターすることができる。

残り437文字(全文767文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月14日・21日合併号

ストップ!人口半減16 「自立持続可能」は全国65自治体 個性伸ばす「開成町」「忍野村」■荒木涼子/村田晋一郎19 地方の活路 カギは「多極集住」と高品質観光業 「よそ者・若者・ばか者」を生かせ■冨山和彦20 「人口減」のウソを斬る 地方消失の真因は若年女性の流出■天野馨南子25 労働力不足 203 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事