週刊エコノミスト Online闘論席

意味のないマスクにこだわるバカ=小林よしのり

小林よしのりの闘論席

 インフルエンザ流行時は、ドアノブからの接触感染に注意するようにと普通に言われていた。

『人体大全』(ビル・ブライソン著・桐谷知未訳/新潮社)によると、アリゾナ大学で行われたウイルスの感染経路の研究では、紫外線のもとでしか見えない染料を混ぜた液体をオフィスビルのドアノブに「感染」させたところ、たった4時間で「ウイルス」がビル全体に広がり、社員の半数以上を「感染」させたという。

 インフルエンザは飛沫(ひまつ)感染だと大多数の人が思い込んでいるが、実は接触感染が一番多いのである。

残り531文字(全文780文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月14日・21日合併号

ストップ!人口半減16 「自立持続可能」は全国65自治体 個性伸ばす「開成町」「忍野村」■荒木涼子/村田晋一郎19 地方の活路 カギは「多極集住」と高品質観光業 「よそ者・若者・ばか者」を生かせ■冨山和彦20 「人口減」のウソを斬る 地方消失の真因は若年女性の流出■天野馨南子25 労働力不足 203 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事