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スウェーデンの家庭や学校で進む食品ロス削減=綿貫朋子

スウェーデン 2020年の家庭の食品ロスは2年前より1人当たり2キロ減=綿貫朋子

 スウェーデンは、温室効果ガス排出の要因の一つである「食品ロス」の全体量を2020年比で、25年までに5分の1削減する目標を掲げている。食品ロスとは、食べ残しや賞味期限切れなど、本来は食べられたはずなのに捨てられた食品廃棄物を指す。

 スウェーデン環境保護庁が今年5月に発表した資料によると、20年に家庭から出た食品ロスは1人当たり17キログラムで、18年の19キログラムから2キログラム減った。同国食品庁は「全体で約2万トンの食品が捨てられずに済んだ」とし、「原因はロス削減の大切さを意識する人が増えたから」と推測している。

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