関西電力の原発から出る使用済み核燃料を保管する「中間貯蔵施設」の計画地が決まらない。森望社長が7月8日、関電の全原発がある福井県の杉本達治知事に就任あいさつで訪れたが、進捗(しんちょく)報告はゼロ。関電が県に約束した「2023年末」との県外計画地確定期限を前に、地元の可能性さえ出てきている。

　福井県は1990年代から「発電は引き受けたが、処分まで引き受けていない…