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ドイツで小児用解熱鎮痛シロップ剤が不足 柿添紘光

独西部デュッセルドルフ市内の薬局 筆者撮影
独西部デュッセルドルフ市内の薬局 筆者撮影

 ドイツでは2022年12月に入り、インフルエンザなど呼吸器疾患の患者が増え、医薬品の不足が深刻化している。薬局では品切れが相次ぎ、薬を求めて薬局を訪ね歩くのは当たり前になった。とりわけ品薄なのが、子どもが服用することの多い解熱鎮痛剤アセトアミノフェンのシロップ剤だ。

 独公共放送ドイチェ・ウェレがウェブサイトに載せた12月20日付の記事によれば、同剤は22年だけで70%も値上がりしたが、製薬会社が受け取る金額は1瓶当たり1.36…

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