経済・企業 THE MARKET

《今週のポイント》米・鉱工業生産(2月15日) 窪谷浩

低下基調が続き景気後退懸念が高まる

 2月15日に米国で1月の鉱工業生産が公表される。米国経済は連邦準備制度理事会(FRB)による大幅な金融引き締めにより、景気後退懸念が高まっている。鉱工業生産のうち、製造業生産指数は実質国内総生産(GDP)との連動性が高いことから、景気動向を見極める上で注目される。

 12月を振り返ると、鉱工業生産の総合指数が前月比0.7%低下と市場予想の同0.1%低下を大幅に下回り、同0.2%低下から大幅に下方修正された11月の同0.6%低下から2カ月連続の低下となった。また、製造業生産指数も前月比1.3%低下と11月の同1.1%低下から2カ月連続の大幅な低下となっており、製造業生産は米国経済…

残り464文字(全文773文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月14日・21日合併号

ストップ!人口半減16 「自立持続可能」は全国65自治体 個性伸ばす「開成町」「忍野村」■荒木涼子/村田晋一郎19 地方の活路 カギは「多極集住」と高品質観光業 「よそ者・若者・ばか者」を生かせ■冨山和彦20 「人口減」のウソを斬る 地方消失の真因は若年女性の流出■天野馨南子25 労働力不足 203 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事