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にぎわい戻る香港で深刻な人手不足 江藤和輝

巨大な「アヒル」を目当てに、たくさんの観光客が訪れた=ビクトリア湾で 筆者撮影
巨大な「アヒル」を目当てに、たくさんの観光客が訪れた=ビクトリア湾で 筆者撮影

 6月半ばの香港は「アヒル」で沸いた。オランダ人の芸術家、フロレンティン・ホフマン氏の創作したアヒルの大型海上芸術展示「ラバー・ダック」(高さ約18メートル)がビクトリア湾に停泊し、大勢の観光客が押し寄せた。10年前にも披露されたが、今回は「2羽」に増えた。最終日には1羽がビクトリア湾を巡回し、市民が写真を撮るなどして楽しんだ。

 香港でも観光客のにぎわいが戻ってきている。香港政府観光局が発表した5月の旅客数は約283万人で、1日平均約9万人。これは新型コロナ前(2017~19年)の旅客数の56%に相当する。1~5月の累計では1000万人の大台を突破し、観光業が徐々に復活していることがうかがえる。

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