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住宅高騰の台湾 築54年の物件でも台北の一等地なら1億7000万円 井上雄介

台湾北部・新北市の老朽住宅。立地がいい物件は値上がりが続いている 筆者撮影
台湾北部・新北市の老朽住宅。立地がいい物件は値上がりが続いている 筆者撮影

 中国では不動産バブルの崩壊が指摘されるが、台湾では逆に不動産価格の高騰が続く。最近話題になったのは、台北市中心部の大安区青田街にある中古集合住宅だ。

 4階建ての4階部分で、床面積約112平方メートル。エレベーターがなく管理人もいない「公寓」(日本でのアパート)と呼ばれる築54年の老朽住宅だ。通常は人気がないが、売り出し価格は3700万台湾ドル(約1億7000万円)。詳細な住所は公表されておらず物件を確認できないが、周辺は東京・青山の…

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