国際・政治 ワールドウオッチ

ブラジルの中小企業対象に週休3日制の実証実験スタート 松本浩治

ブラジルでもテレワークが進む(サンパウロ市のビジネス街パウリスタ大通りで)筆者撮影
ブラジルでもテレワークが進む(サンパウロ市のビジネス街パウリスタ大通りで)筆者撮影

 週4日勤務制(週休3日制)の本格導入に向けて、ブラジル国内の中小企業20社を対象にした実証実験が11月から始まった。サンパウロ市の人材育成企業などが主導し、労働時間を短縮しながらも生産性は維持できるのか、給与水準は確保されるのか、などについて検証する。

 ブラジル国内の労働者1万人を対象にした事前調査によると、83%が週4日勤務制導入に賛成と答え、導入によって逆に生産性が上がると答えた人は76%に上った。コロナ禍の影響で、テレワークなど…

残り331文字(全文551文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月14日・21日合併号

ストップ!人口半減16 「自立持続可能」は全国65自治体 個性伸ばす「開成町」「忍野村」■荒木涼子/村田晋一郎19 地方の活路 カギは「多極集住」と高品質観光業 「よそ者・若者・ばか者」を生かせ■冨山和彦20 「人口減」のウソを斬る 地方消失の真因は若年女性の流出■天野馨南子25 労働力不足 203 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事