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西アフリカの小国ベナンが経済特区で産業育成 森岡隼也

ベナンの貿易の玄関口コトヌー港(筆者撮影)
ベナンの貿易の玄関口コトヌー港(筆者撮影)

 西アフリカの小国、ベナン。1990年代から民主的な選挙を通じた政権交代が繰り返され、西アフリカでは屈指の政治的安定性を見せる。17~19世紀にこの地に栄えたダホメ王国はアメリカ大陸との奴隷貿易の一大拠点であり、現在でもアメリカやカリブ海諸国との文化・宗教的なつながりが強い。

 政治・歴史文化面では何かと脚光を浴びるベナンだが、経済面でも近年注目が集まっている。貿易の玄関口であるコトヌー港は、施設の近代化や最新の港湾運営技術の導入のた…

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