国際・政治 ワールドウオッチ

ブラジルは都市でも農地でも頼りは“空の足” 美代賢志

ブラジルで高いシェアを誇るエンブラエル社の農業用飛行機「イパネマ」 エンブラエル社提供
ブラジルで高いシェアを誇るエンブラエル社の農業用飛行機「イパネマ」 エンブラエル社提供

 慢性的な交通渋滞に悩む、ブラジル最大の経済都市サンパウロではヘリコプターが活躍している。2023年時点では、米ニューヨークや東京を上回る410機のヘリが運用されており、市内の1日の離発着は2200回に及ぶ。

 一方、広大な農地を抱える地方では農業用航空機の利用が拡大している。全国農業航空組合によると、23年末時点で運用されている農業用飛行機は推定で2600機に上るとみられており、「農業用」としては世界2位という。特に23年は前年比12%増の…

残り335文字(全文557文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月14日・21日合併号

ストップ!人口半減16 「自立持続可能」は全国65自治体 個性伸ばす「開成町」「忍野村」■荒木涼子/村田晋一郎19 地方の活路 カギは「多極集住」と高品質観光業 「よそ者・若者・ばか者」を生かせ■冨山和彦20 「人口減」のウソを斬る 地方消失の真因は若年女性の流出■天野馨南子25 労働力不足 203 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事