国際・政治 ワールドウオッチ

スウェーデンの2月恒例“本のセール” ネット販売主流でも書店ににぎわい 綿貫朋子

大型スーパーに特設されたセール売り場。多くの人々が本を手に取っていた(筆者撮影)
大型スーパーに特設されたセール売り場。多くの人々が本を手に取っていた(筆者撮影)

 スウェーデンでは2月下旬、毎年恒例の本のセール「Bokrea(ブークレア)」が始まった。1カ月ほど全土で開催され、絵本から小説、趣味の本や実用書など幅広いジャンルの書籍が、定価の約2〜6割引き、時にはそれ以上に値下げされて売り出される。

 およそ100年続く伝統的イベントだ。数十年前には、開店時間を深夜や早朝に繰り上げた書店の前に、長い列ができるほどの熱狂ぶりだったという。ネット販売が主流になった近年は、そうした光景は消えたが、それでもテレビや新聞でお薦めが紹介されたり…

残り356文字(全文593文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月14日・21日合併号

ストップ!人口半減16 「自立持続可能」は全国65自治体 個性伸ばす「開成町」「忍野村」■荒木涼子/村田晋一郎19 地方の活路 カギは「多極集住」と高品質観光業 「よそ者・若者・ばか者」を生かせ■冨山和彦20 「人口減」のウソを斬る 地方消失の真因は若年女性の流出■天野馨南子25 労働力不足 203 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事