教養・歴史
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心性史の第一人者が樹木に覚える感性・感情の歴史を記述 本村凌二
歴史書の棚
陽光にさらされた地中海沿岸の遺跡を歩いていると、なんとも木陰が欲しくなる。湿度の高い日本ならそれだけでは済まないが、湿度の…
2023年1月6日
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ミシェル・オバマ氏の新作が再びベストセラーに 冷泉彰彦
海外出版事情
ミシェル・オバマ氏はアフリカ系初のファーストレディーとして、バラク・オバマ大統領を支え、その夫が退任した後も国民的人気を維…
2023年1月6日
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河竹黙阿弥が翻案した世話物に人気の坂東弥十郎が初挑戦 小玉祥子
アートな時間
舞台 人間万事金世中 強欲勢左衛門始末 歌舞伎作者が明治に入り、当時の世相・風俗を織り込んで書いた世話物は「散切物(ざんぎり…
2023年1月6日
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緑の谷と栗毛駒に正直者の情感が絡み…… 芝山幹郎
アートな時間
映画 ドリーム・ホース 映画で描かれる競走馬は、後方から追い込んで勝つケースが多い。わかりやすい絵解きだ。気が弱かったり、世…
2023年1月6日
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米金融政策/上 バーンズの失敗に学ぶパウエルの戦い 小野亮
検証
雇用を優先するあまり、コントロール不能なインフレを引き起こす──。米国は過去の失敗の歴史に学び、インフレ退治に猛進するが、…
2023年1月4日
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犬ぞりで狩りをしながら旅をする――角幡唯介さん
情熱人
探検家・ノンフィクション作家 角幡唯介/60 チベットの空白地帯探検に始まり、現在は北極に軸足を置いて単独行を続ける角幡唯介…
2023年1月4日
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海底火山は活動的なのに常時観測されていない現実/129
鎌田浩毅の役に立つ地学
2021年8月に大噴火し、日本沿岸に大量の軽石が漂着した小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」は、現在も活発な火山活動を行って…
2023年1月4日
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コロナ後の大変革、生き抜くため今後の方針の立て方は/156
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q コロナ後の大変革、生き抜くため今後の方針の立て方は コロナ禍での制約が次々と取り払われ、これから世の中が大きく変わりそう…
2023年1月4日
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習政権の今を解き明かす絶好の書 側近で固めた“1強”体制の弱点を指摘 評者・近藤伸二
Book Review
『習近平「一強」体制の行方』編著者 遊川和郎(亜細亜大学アジア研究所教授) 湯浅健司(日本経済研究センター首席研究員兼中国研…
2022年12月23日
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幸福を考え続けた稀代の経済学者・宇沢弘文 再注目促す格好のガイド 評者・高橋克秀
Book Review
『今を生きる思想 宇沢弘文 新たなる資本主義の道を求めて』著者 佐々木実(ジャーナリスト)講談社現代新書 880円 希代の数…
2022年12月23日
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『虚ろな革命家たち』 佐賀旭著 集英社 2200円
話題の本
『虚ろな革命家たち』 佐賀旭著 集英社 2200円 半世紀前に新左翼の連合赤軍リーダーとして活動し、「総括」の名の下に多く…
2022年12月23日
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『チームコンサルティング理論』 若松孝彦+タナベコンサルティンググループ戦略総合研究所編著 ダイヤモンド社 1760円
話題の本
『チームコンサルティング理論』 若松孝彦+タナベコンサルティンググループ戦略総合研究所編著 ダイヤモンド社 1760円 創業…
2022年12月23日
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『日本の伸びしろ』 出口治明著 文春新書 935円
話題の本
『日本の伸びしろ』 出口治明著 文春新書 935円 かつて世界2位だった1人当たりのGDP(国内総生産)は、2021年には2…
2022年12月23日
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『10倍・100倍になる! 超優良株ベスト30』 渡部清二著 SB新書 990円
話題の本
『10倍・100倍になる! 超優良株ベスト30』 渡部清二著 SB新書 990円 東洋経済新報社の『会社四季報』を情報源に投…
2022年12月23日
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日本の思想家たちを独自発想で紹介する愉快な哲学書 今谷明
歴史書の棚
本誌の身上相談欄(「小川仁志の哲学でスッキリ問題解決」)に毎号健筆を振るっておられる哲学者による興味深い啓蒙(けいもう)書…
2022年12月23日
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本に触れる機会の地域差拡大に次善の策を 永江朗
出版業界事情
出版文化産業振興財団(JPIC)の調査によると、全国の26.2%の市町村には新刊書店がないという。2017年に出版取次大手…
2022年12月23日
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埼玉県蕨市に暮らすクルド人2000人の現実と希望を記録 北條一浩
著者に聞く
『ぼくたちクルド人 日本で生まれても、住み続けられないのはなぜ?』著者 野村昌二さん(ノンフィクションライター)片隅で生きて…
2022年12月23日
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3時間超の続編だが、映像技術の進化と王道のストーリーで見飽きさせない 勝田友巳
アートな時間
映画 アバター:ウェイ・オブ・ウォーター ジェームズ・キャメロン監督、なにやら神がかっている。2009年の「アバター」で惑星…
2022年12月23日
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天下人の威光と悲哀をしのぶ長谷川等伯と長男久蔵の競演を体験しよう 石川健次
アートな時間
美術 「京都・智積院の名宝」展 天下人の豊臣秀吉は、3歳で夭折した息子、鶴松の菩提寺として、京都に祥雲禅寺(祥雲寺)を建立し…
2022年12月23日
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愛国と反戦をうたう分断された音楽界 上田洋子
ロシアの闘う現代アーティスト
政権に運命を翻弄され続けるロシア音楽。その音色はいつの時代も、人々の心に力強く響く。>>特集「ロシアの闘う現代アーティスト…
2022年12月19日
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冷戦時代も国民が熱狂 生誕100年のロシア・ジャズ 鈴木正美
ロシアの闘う現代アーティスト
2022年に生誕100年を迎えたロシア・ジャズ。アメリカ発祥でありながら、戦争中も冷戦時代も「国民音楽」として熱狂的に愛さ…
2022年12月19日
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「バレエは世界の共通語」元ボリショイ・バレエ団 岩田守弘さん
ロシアの闘う現代アーティスト
モスクワ・ボリショイ・バレエ団の第1舞踊手として名を馳(は)せた岩田守弘さん(52)。ソ連崩壊からウクライナ侵攻までの激流…
2022年12月19日
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「理解できない音楽」を粛清 独裁者に嫌われたプロコフィエフ 梅津時比古
ロシアの闘う現代アーティスト
スターリンやヒトラーら独裁者たちは、芸術を自分の意のままにした。体制に嫌われた音楽家たちが味わった苦難の歴史が、プーチン政…
2022年12月19日
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スターリン独裁下で政権礼賛も ショスタコーヴィチの秘めたる反抗 中川右介
ロシアの闘う現代アーティスト
大音楽家のショスタコーヴィチは国会議員にもなり、ソ連政府から国葬された英雄だ。しかし、楽曲には反体制的な描写が秘められ、そ…
2022年12月19日
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なぜ太平洋プレート中央に火山があるのか/128
鎌田浩毅の役に立つ地学
ハワイ・マウナロア噴火/下 世界最大規模の火山である米国ハワイ島マウナロア火山が噴火の消長を繰り返している。世界の大きな火山…
2022年12月19日
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小遣い月2万1000円のやりくり漫画が人気――吉本浩二さん
情熱人
漫画家 吉本浩二/59 ギャグ漫画でもなければ劇画でもない。エッセーのようにささやかな日常を漫画として描き、多くの読者の共感…
2022年12月19日
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仕事に熱が入りません。やる気を出す方法を教えてください/155
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q 仕事に熱が入りません。やる気を出す方法を教えてください 仕事に熱が入りません。どうすればやる気が出るでしょうか。人生の長…
2022年12月19日
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政治経済学で見えた「民主主義のクセ」 評者・土居丈朗
Book Review
『民主主義の経済学 社会変革のための思考法』著者 北村周平(大阪大学感染症総合教育研究拠点特任准教授)日経BP 2640円 …
2022年12月16日
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日本で「イノベーション」を起こすには――読み応え十分な異色の入門書 評者・井堀利宏
Book Review
『イノベーション』著者 清水洋(早稲田大学商学学術院教授)有斐閣 3190円 最近の日本経済は、景気循環の一局面としての不況…
2022年12月16日
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中国で“剰男”“剰女”が生み出される事情を解読 菱田雅晴
海外出版事情
日本をはじめ先進国で未婚が広がっているが、中国も例外ではない。日本では未婚男性をかつて朝鮮語由来の「チョンガー」と呼んでい…
2022年12月16日
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なぜあの戦争は起きたのか 戦前日本を描く新書2冊で考える 井上寿一
歴史書の棚
12月は8月に次いで戦争の記憶を呼び戻す月だろう。1941年12月8日の真珠湾攻撃は、緒戦の勝利にもかかわらず、結局のとこ…
2022年12月16日
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バイオテロに遭遇の旅客機が象徴する世界の「分断」と解決のヒント 寺脇研
アートな時間
映画 非常宣言「非常宣言」とは、航空機が発する緊急時不時着要請を指す航空用語だという。ここでは、ソウル→ホノルル便旅客機がバ…
2022年12月16日
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近代日本の文学者たちによる言葉を巡る群像劇 SNSやAIも登場 濱田元子
アートな時間
舞台 青年団「日本文学盛衰史」 森鷗外、田山花袋、二葉亭四迷、島崎藤村、夏目漱石、石川啄木、樋口一葉、正岡子規、与謝野晶子……
2022年12月16日
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ハワイ島の隣接2火山の同時噴火は38年ぶり/127
鎌田浩毅の役に立つ地学
ハワイ・マウナロア噴火/上 米国ハワイ島にあるマウナロア火山が11月27日、噴火を開始した。標高4169メートルのマウナロア…
2022年12月12日
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沈黙に耐えられず、つい無意味なことを言い後悔します/154
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q 沈黙に耐えられず、つい無意味なことを言い後悔します 人と話している時、会話が途切れた際の沈黙に耐えられません。つい無意味…
2022年12月12日
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政教分離を国民としてどう考えたらいいですか/153
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q 政教分離について、一国民としてどう考えたらいいでしょうか 安倍晋三元首相の銃撃事件以来、政治と宗教の関係が取りざたされて…
2022年12月5日
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小宮ゼミのロジカルな思考訓練が人生の財産――前田栄治・元日銀理事
教え子が語る小宮隆太郎
前田栄治 ちばぎん総合研究所社長、元日銀理事 論理的に物事を考え抜く──。私が、小宮ゼミでたたき込まれたことは、これだと思う…
2022年12月5日
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日本の活断層/1 中央構造線/下
鎌田浩毅の役に立つ地学
「直下型地震の巣」として警戒/126 中央構造線は日本で最も長い地質構造線だが、その中央部は「中央構造線断層帯」として第一級…
2022年12月5日
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突出する米エネルギー・軍需株の上昇 市岡繁男
グラフの声を聞く
年初からS&P500種株価指数がマイナス15%安となる中、エネルギー株の上昇率はプラス67%と突出している。また軍…
2022年12月5日
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小説 高橋是清 第216話 公債漸減主義 板谷敏彦
コレキヨ
(前号まで)永田鉄山ら統制派は過激思想に傾斜する皇道派の一掃をはかり、満州事変を推進した真崎甚三郎を更迭するが、真崎に私淑す…
2022年12月4日
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「意識高い系」男性作家をユーモラスに斬る快作 ブレイディみかこ
書評 読書日記
×月×日 恋愛至上主義という言葉が日本にはある。故・瀬戸内寂聴氏は「恋と革命」と繰り返し言ったことで有名だが、元ネタは太宰治…
2022年12月2日
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「換気」に注目したナイチンゲールの先見性を知る 本村凌二
歴史書の棚
毎日、始発場からバス通勤で仕事場に通う私は、座った席の横の窓を開ける。コロナが始まったころから、感染症学者の飛沫(ひまつ)…
2022年12月2日
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富める国と貧しい国が生まれた理由を人類史に沿って解説 評者・原田泰
Book Review
『格差の起源 なぜ人類は繁栄し、不平等が生まれたのか』著者 オデッド・ガロー(ブラウン大学経済学教授) 監訳者 柴田裕之、訳…
2022年12月2日
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コロナ禍で深刻化・不可視化する女性の現実を集めたルポ 評者・後藤康雄
Book Review
『コロナと女性の貧困 2020─2022 サバイブする彼女たちの声を聞いた』著者 樋田敦子(ルポライター)大和書房 1760…
2022年12月2日
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2024年の米大統領選に向け、ペンス氏がトランプ派に決別を告げた自伝 冷泉彰彦
海外出版事情
アメリカでは、政治家が自伝や回顧録を出版することで、そこに政治的意図を込めるということが多い。バラク・オバマ氏の場合やヒラ…
2022年12月2日
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『ヤジと民主主義』 北海道放送報道部道警ヤジ排除問題取材班著 ころから 1980円
話題の本
『ヤジと民主主義』 北海道放送報道部道警ヤジ排除問題取材班著 ころから 1980円 2019年7月15日。札幌で、安倍晋三首…
2022年12月2日
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『手数料と物流の経済全史』 玉木俊明著 東洋経済新報社 2200円
話題の本
『手数料と物流の経済全史』 玉木俊明著 東洋経済新報社 2200円 手数料を得られる社会的仕組み「プラットフォーム」を持つ国…
2022年12月2日
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『男性中心企業の終焉』 浜田敬子著 文春新書 1078円
話題の本
『男性中心企業の終焉』 浜田敬子著 文春新書 1078円 146カ国中116位。「世界経済フォーラム」が今年7月に発表した「…
2022年12月2日
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『旅する漱石と近代交通』 小島英俊著 平凡社新書 1034円
話題の本
『旅する漱石と近代交通』 小島英俊著 平凡社新書 1034円 今年は鉄道開業150年。近代日本の黎明(れいめい)を告げる出来…
2022年12月2日
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11月10日~16日(ビジネス/フィクション)
丸善丸の内本店 週間ランキング
ビジネス1 オンラインでは目を見て話すな 竹本アイラ著 三笠書房 1540円2 リデザイン・ワーク 新しい働き方 リンダ・…
2022年12月2日