教養・歴史
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弦楽器の魅力を伝える――石田泰尚さん
情熱人
バイオリニスト 石田泰尚/74 バイオリンにビオラ、チェロ、コントラバス──。弦楽器で構成する合奏団 「石田組」のコンサート…
2023年4月17日
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緊急地震速報に追加された“長周期地震動”とは/143
鎌田浩毅の役に立つ地学
気象庁が出す緊急地震速報に、今年2月から長周期地震動が加わることになった。緊急地震速報とは、震源に近い観測点で地震の初動を…
2023年4月17日
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経済成長および民主化の推移と貧困の関係を丹念に追求 評者・原田泰
Book Review
『貧困の計量政治経済史』著者 安中進(弘前大学助教)岩波書店 5280円 本書は、戦前の貧困と経済と政治の関係を分析したもの…
2023年4月14日
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海外企業の模倣ではなく日本独自の人の生かし方を追求 評者・加護野忠男
Book Review
『日本の人的資本経営が危ない 強みを活かした変革の戦略』著者 佐々木聡(パーソル総合研究所上席主任研究員)日経BP 2750…
2023年4月14日
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フランス映画の総力挙げて描く文豪バルザックの華麗な世界 野島孝一
アートな時間
映画 幻滅 原作は文豪バルザックの小説。最近ではこのような古典小説が映画化されるのは珍しい。19世紀前半の話なので、時代劇の…
2023年4月14日
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芸術ばかりか対話も真摯に展開 フランスの至宝の来日実現 梅津時比古
アートな時間
クラシック ジャン=クロード・ペヌティエ 80歳アニヴァーサリーリサイタル ピアニストのジャン=クロード・ペヌティエが、フラ…
2023年4月14日
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ベトナム移民作家が描くパリ―ケベック間の逢瀬 楊逸
書評 読書日記
×月×日 サクラの木が萌(も)えると気持ちもうきうきし出す。恋愛小説を読みたくなったのは季節のせいなのかしら。『満ち足りた人…
2023年4月14日
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文革による殺人の実態 丹念な取材で記録 加藤徹
歴史書の棚
最近「戦後は終わった。新たな戦前が始まる」という言説を耳にする。中国人も同様だ。すでに「文革後」は終わり新しい「文革」が始…
2023年4月14日
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書店界に再考迫る八重洲ブックセンターの休業 永江朗
出版業界事情
東京駅八重洲口駅前の八重洲ブックセンター本店が3月31日で営業を終了した。街区の再開発にともなうもので、2028年度竣工予…
2023年4月14日
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何事にもさめていて美術館でも名画の前を素通り。物事を楽しめる方法は?/169
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q 何事にもさめていて美術館でも名画の前を素通り。物事を楽しめる方法は? 私は人からよくさめているといわれます。たしかに何事…
2023年4月3日
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南海トラフの後発地震「半割れ」 確率高い1週間以内の発生/142
鎌田浩毅の役に立つ地学
南海トラフ巨大地震は確認できる限り歴史上9回起きており、近い将来日本列島で発生する最大の地震被害が想定されている。太平洋の…
2023年4月3日
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日本独自の技術で宇宙開発の突破口を 日本人初の女性宇宙飛行士・向井千秋さん
この人に聞きたい!未来への提言
創刊100周年 編集長特別インタビュー/2 国力の土台となる「技術開発力」が日本で問われている。世界では科学技術の最先端とな…
2023年4月3日
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ゆうちょ銀行のファンド組成でイノベーション・エコシステムを 岩田一政
日本経済の処方箋
日本経済の処方箋/15 低迷する日本のデジタル競争力。再生のために必要なのは、中小企業庁のスタートアップ庁への改編、そしてミ…
2023年4月2日
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企業にも製品にも言及して抽象論に落ちないコンパクトな教科書 評者・井堀利宏
Book Review
『現実からまなぶ 国際経済学』著者 伊藤萬里(青山学院大学教授) 田中鮎夢(青山学院大学准教授)有斐閣 2420円 標準的な…
2023年3月31日
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注目を集める新興国の変容と動向をパターン別に詳細分析 評者・上川孝夫
Book Review
『新興国は世界を変えるか 29ヵ国の経済・民主化・軍事行動』著者 恒川惠市(東京大学名誉教授)中公新書 946円 現在ほど新…
2023年3月31日
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人口爆発と少子化への対処は歴史から学べ 本村凌二
歴史書の棚
終戦後の第1次ベビーブームのころ、1年間に270万人も生まれていたのに、昨年はとうとう80万人にすら達しなかった。3分の1…
2023年3月31日
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肉体は牢獄、まなざしは楽天的、そんな実例を目撃できる室内劇 芝山幹郎
アートな時間
映画 ザ・ホエール 窓の外を、ときおり小鳥の影がよぎる。扉の外から、ピザの配達係が声をかける。 部屋の主は表へ出ない。アイダ…
2023年3月31日
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10年ぶりの「陰陽師」は古典様式の新作 隼人に染五郎ら花形俳優が競演 小玉祥子
アートな時間
舞台 鳳凰祭四月大歌舞伎 新・陰陽師 滝夜叉姫 夢枕獏作の伝奇小説を原作にした新作歌舞伎「新・陰陽師(しんおんみょうじ) 滝…
2023年3月31日
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閉ざされた空間で激化するばかりの恐怖を描いた2冊を読む ブレイディみかこ
書評 読書日記
×月×日 閉ざされた空間での子育ては不健康であり、危険である。これはわたしが英国で保育士の資格を取ったときに繰り返し教わった…
2023年3月31日
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昇任試験への挑戦、モチベーション維持の方法教えて/168
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q 昇任試験への挑戦、モチベーション維持の方法教えて 毎年昇任試験に挑戦しているのですが、いくら努力しても報われないので落ち…
2023年3月27日
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フランス映画に魅了され――山中陽子さん
情熱人
セテラ・インターナショナル社長 山中陽子/72 ある一人のフランス人俳優に心を奪われ、彼の作品を集めた映画祭を開催したいと、…
2023年3月27日
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あれもこれもチャットGPTのおかげです 池谷裕二
闘論席
池谷裕二の闘論席 このところAI自動応答ソフト「Chat(チャット)GPT」など、いわゆる大規模言語モデル(LLM)を耳にし…
2023年3月27日
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政策設計のカギは消費者目線 村上佳世
学者が斬る・視点争点
自由な選択で「つかう責任」を果たせるか。消費者目線で環境や資源を巡る問題を考える。価格か品質表示か 問題の質と人間の特性を…
2023年3月27日
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バブルが別の顔でやってくる前に語り継ごう
バブル世代vs.デフレ世代
「それは単なる過去ではなく、今につながっているという思いから」。1980年代後半に始まったバブル経済を題材にした『真珠とダイ…
2023年3月27日
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エコノミスト冥利に尽きたプラザ合意とボルカーの実体験 浜矩子
バブル世代vs.デフレ世代
自分をバブル世代とは思っていない。私は1975年に大学を卒業し、三菱総合研究所に入社。70年代のオイルショック、85年のプ…
2023年3月27日
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社会に出て低成長しか知らず成長率を低く見積もる可能性 久後翔太郎
バブル世代vs.デフレ世代
1988年生まれの私はデフレ世代にあたるが、バブルを経験していないわけではない。2008年のリーマン・ショックが発生する数…
2023年3月27日
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私はバブル処理世代だが、成長を感じることもできた 東和浩
バブル世代vs.デフレ世代
私が入社したのは1982年。社会人になってバブルの絶頂期に向かい、まだその余韻が残っていた92年ごろまでの10年間は、イン…
2023年3月27日
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“諦め世代”の私でも「やればできる」を実感した 馬渕磨理子
バブル世代vs.デフレ世代
「諦め世代」──。私たちデフレ世代を自虐的にいえば、こうなるかもしれない。インフレ(物価上昇)や金利上昇、実感を伴った景気が…
2023年3月27日
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バブル期就職組 vs.就職氷河期世代 人生に影落とす理不尽な格差 太田聡一
バブル世代vs.デフレ世代
好不況が新卒者の就職に影響するのはやむを得ないが、バブル崩壊後の長い景気低迷は取り返しのつかない状況を招いている。>>特集…
2023年3月27日
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スウェーデンでレアアース鉱床発見 埋蔵量は欧州最大/141
鎌田浩毅の役に立つ地学
スウェーデンの国営鉄鉱石会社LKABが1月、100万トン規模のレアアース(希土類)酸化物を含む大規模な鉱床をスウェーデン北…
2023年3月27日
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第63回(2022年度)受賞作は『研究開発支援の経済学』(岡室博之/西村淳一著、有斐閣)
エコノミスト賞
エコノミスト賞選考委員会(委員長=井堀利宏・政策研究大学院大学名誉教授・客員教授、東京大学名誉教授)は、岡室博之、西村淳一…
2023年3月27日
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日本の消費者・労働者は値上げを歓迎すべきではないか 齊藤誠
日本経済の処方箋
日本経済の処方箋/14 輸入価格の上昇に比べて値上げを圧縮した部分は、国内の消費者や企業だけでなく、日本から輸出された製品を…
2023年3月26日
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労働者らの声を7世代にわたって集め“階級の梯子”は神話だとする告発の書 評者・藤好陽太郎
Book Review
『蛇と梯子 イギリスの社会的流動性神話』著者 セリーナ・トッド(オックスフォード大学教授) 訳者 近藤康裕みずず書房 660…
2023年3月24日
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マルクスとモースに依拠して人類学の価値理論を構築 評者・服部茂幸
Book Review
『価値論 人類学からの総合的視座の構築』著者 デヴィッド・グレーバー(人類学者) 訳者 藤倉達郎以文社 5280円 本書は、…
2023年3月24日
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兵なく落武者狩りの恐れもあった伊賀越えなど“家康の三大危機”描く 今谷明
歴史書の棚
今年のNHK大河ドラマは徳川家康がテーマで、家康関連本が書店にあふれている。今回はその中でも比較的手堅い手法で家康の危機を…
2023年3月24日
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『マルクス 生を呑み込む資本主義』 白井聡著 講談社現代新書 880円
話題の本
『マルクス 生を呑み込む資本主義』 白井聡著 講談社現代新書 880円 マルクスによれば資本主義は常に危機だ。だから「資本主…
2023年3月24日
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『日の丸コンテナ会社ONEはなぜ成功したのか?』 幡野武彦、松田琢磨著 日経BP 1980円
話題の本
『日の丸コンテナ会社ONEはなぜ成功したのか?』 幡野武彦、松田琢磨著 日経BP 1980円 日本郵船、商船三井、川崎汽船の…
2023年3月24日
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『共感と商い』 八木隆裕著 祥伝社 1760円
話題の本
『共感と商い』 八木隆裕著 祥伝社 1760円 創業は明治8年。開化堂といえば、手づくり茶筒の老舗として広く知られている。著…
2023年3月24日
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『ルポ 大学崩壊』 田中圭太郎著 ちくま新書 990円
話題の本
『ルポ 大学崩壊』 田中圭太郎著 ちくま新書 990円 全5章で構成される各章のタイトルが、内容を雄弁に語っている。「破壊さ…
2023年3月24日
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歴史に学び100年単位のデータ分析 稲留正英
著者に聞く
『次はこうなる 2023年』著者 市岡繁男さん(相場研究家)混沌の時代を生き抜く知恵が満載 弊誌に2018年の秋から執筆して…
2023年3月24日
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ベルギーに来たアフリカ難民の少女と少年を通して弱者の現実の過酷さを描くダルデンヌ兄弟 勝田友巳
アートな時間
映画 トリとロキタ ジャン=ピエールとリュックのダルデンヌ兄弟監督は、もっぱら社会の片隅で不当に苦しんだり闘ったりしている人…
2023年3月24日
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抵抗か 恋の駆け引きか ルーヴルから選りすぐり73点 石川健次
アートな時間
美術 ルーヴル美術館展 愛を描く 暗がりのなか、もつれあう男女……。まるでスポットライトに照らされているかのよう。図版に挙げ…
2023年3月24日
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米連邦議会議事堂襲撃事件などの背景にある陰謀論の正体は/167
小川仁志の哲学でスッキリ問題解決
Q 米連邦議会議事堂襲撃事件などの背景にある陰謀論の正体は アメリカの連邦議会議事堂襲撃事件やドイツの国家転覆を謀ったとされ…
2023年3月20日
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地球規模の周回する黄砂 寒冷化・温暖化やエルニーニョにも影響か/140
鎌田浩毅の役に立つ地学
黄砂のシーズン到来/下 黄砂は中国大陸や日本列島などのアジアだけでなく、全地球規模で環境に影響を与えている。太平洋を横断して…
2023年3月20日
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いまこそ中小企業の“廃業支援”を 産業の新陳代謝へ政策を転換せよ 佐藤主光
日本経済の処方箋
日本経済の処方箋/13 国際的にみても日本の開廃業率は低く、生産性の低い企業が市場にとどまっていることを示唆する。コロナ禍で…
2023年3月19日
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エビデンスに基づく政策形成の充実へ理論、手法、実践例解説 評者・小峰隆夫
Book Review
『EBPM エビデンスに基づく政策形成の導入と実践』編著者 大竹文雄(大阪大学感染症総合教育研究拠点特任教授) 内山融(東京…
2023年3月17日
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経済と環境、共に行き過ぎの議論排し、考え抜かれた思考で両立めざす 評者・諸富徹
Book Review
『グリーン経済学 つながってるけど、混み合いすぎで、対立ばかりの世界を解決する環境思考』著者 ウィリアム・ノードハウス(エー…
2023年3月17日
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不寛容な時代に問う「まちがい」 コント赤信号が28年ぶり舞台に 濱田元子
アートな時間
舞台 赤信号劇団第15回公演 「誤餐(ごさん)」 渡辺正行、ラサール石井、小宮孝泰の多才な3人からなる「コント赤信号」が、テ…
2023年3月17日
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モデルは高校時代の小中和哉監督自身 8ミリ映画をつくる青春群像劇 寺脇研
アートな時間
映画 Single8 2011年のアメリカ映画「SUPER8/スーパーエイト(原題Super8)」は、ビデオの前の8ミリフィ…
2023年3月17日
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党の解体後、中国は、台湾はどうなるのかを検証した一冊 菱田雅晴
海外出版事情
1972年の日中国交正常化直後、日本では「竹のカーテン」(アジアにおける冷戦時代の東西陣営の緊張)の向こうの中国をもっと知…
2023年3月17日