経済・企業 挑戦者2018

既成概念を覆す防犯カメラ 佐渡島隆平 セーフィー社長 

佐渡島隆平セーフィー社長(撮影=武市公孝)
佐渡島隆平セーフィー社長(撮影=武市公孝)

 防犯カメラは高額で、画質が粗く、映像の確認は専用モニターテレビのみ──。

 そんな既成概念を安価な高画質カメラとクラウドの活用で変えた。初期費用は10分の1以下。映像はスマートフォンでいつでもどこでも見られる。

 高画質の小型デジタルカメラに遠隔監視機能などを備えたファームウエア(電子機器のシステムを制御するソフト)や無線LANを組み込み、インターネット上にデータを蓄積できるクラウドサーバーと直結させ、映像を見られるサービスを手掛けています。容量を気にせず長時間の録画も可能です。カメラは1万9800円(税抜き)からあり、直近7日分の録画映像を見られるプランなら毎月1200円で防犯カメラを導入できます。

 防犯以外でも利用できます。飲食店などでレジ付近に設置して精算時に精算システムと連動させれば、支払いがあったことが分かります。記録が残っているので、トラブルの際には原因が判明しやすくなります。

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