教養・歴史 特集

古都の挑戦 INTERVIEW デービッド・アトキンソン氏 小西美術工藝社社長 インバウンド拡大へ投資戦略描け

『新・観光立国論』の著者で、国宝や重要文化財を修復する小西美術工藝社社長を務めるデービッド・アトキンソン氏に、京都観光の課題と可能性を聞いた。(聞き手=小島清利・編集部)

── 京都のインバウンド(訪日外国人旅行客)の数が順調に拡大している。

■日本の人口減少や少子高齢化の影響で、国内の観光客数の伸びは期待できない中、インバウンドを獲得していくことは重要だ。日本政府が観光戦略に本腰を入れた効果が出ている。しかし、世界の観光都市と比較するとまだまだ少ない。

── インバウンドが急速に拡大すると、受け入れ側が持つ宿泊施設や交通機関などのキャパシティーを超えるのでは。

残り1188文字(全文1469文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月14日・21日合併号

ストップ!人口半減16 「自立持続可能」は全国65自治体 個性伸ばす「開成町」「忍野村」■荒木涼子/村田晋一郎19 地方の活路 カギは「多極集住」と高品質観光業 「よそ者・若者・ばか者」を生かせ■冨山和彦20 「人口減」のウソを斬る 地方消失の真因は若年女性の流出■天野馨南子25 労働力不足 203 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事