経済・企業 コンビニ最終決戦

国内でも「無人レジ」=松崎隆司

JR東日本が東京・赤羽駅で実証実験中の無人レジ店舗(Bloomberg)
JR東日本が東京・赤羽駅で実証実験中の無人レジ店舗(Bloomberg)

 未曽有の人手不足に悩む流通業界で大きな注目を集めているのが、客が自らレジで決済するセルフレジだ。イオングループでは2003年11月からセルフレジを一部店舗で投入。ユニクロを運営するファーストリテイリングも系列のカジュアル衣料品店「GU」で同様の取り組みを始めた。

 GUの店舗では昨年4月から設置を始め、全店舗の約半数の195店舗にセルフレジを導入済み。かごをレジに持っていき、来店客が指定の場所に置くと、かごの中の商品の無線タグを読み取る仕組みだ。

 ローソンは、RFID(無線タグ)を使った無人レジを開発、昨年2月、大阪の店舗で実証実験した。今年10月のIT・電子技術の展示会「CEATECジャパン2018」では最新型のシステムを展示し、来場客の注目を集めた。「いずれ業界標準になる」とローソン幹部は意気込む。

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