教養・歴史 書評

『ミクロ経済学入門』 竹内健蔵著 有斐閣 1650円

『ミクロ経済学入門』 竹内健蔵著 有斐閣 1650円

 家計や企業などを最小単位とし、消費行動、取引を分析するミクロ経済学。その重要性を認識しつつ何冊かに手を伸ばしたものの、難解で挫折した経験をお持ちの方も多いのではないだろうか。本書は、三つのキャラクターを設定し、会話口調で消費や生産、市場メカニズムなどについて分かりやすく説明している点に特長がある。全編を貫くキー概念として「幸せ」を掲げているのも親しみやすく、苦手意識を持った人にはうれしい好著である。(K)

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ストップ!人口半減16 「自立持続可能」は全国65自治体 個性伸ばす「開成町」「忍野村」■荒木涼子/村田晋一郎19 地方の活路 カギは「多極集住」と高品質観光業 「よそ者・若者・ばか者」を生かせ■冨山和彦20 「人口減」のウソを斬る 地方消失の真因は若年女性の流出■天野馨南子25 労働力不足 203 [目次を見る]

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