経済・企業 AI図解 日本の未来

第53回 鉄鋼業生産指数/非鉄金属工業生産指数=ゼノデータ・ラボ

鉄鋼業生産指数 半導体不足解消で回復へ

 AI「ゼノインデックス」は経済産業省が1月末に発表する昨年12月分の鉄鋼業生産指数(原指数)について、89・0まで下がると予測した。その後は回復に向かい、今年3月には95・9まで上昇するが、推移としては新型コロナウイルスの感染拡大前(2019年)と同程度かやや劣る水準となる。昨年11月の実績は前月比9%の上昇だった。輸送機械の生産改善が寄与したことで、初めて19年同期比でのプラスとなった。

 AIの分析によると、22年以降のプラス要因は半導体不足の回復傾向だ。鉄鋼原料の出荷拠点である豪州、ブラジルは1月15日に海底火山が噴火したトンガと同じ南半球だが、今のところ出荷への影響はないとみられる。一方、日本国内ではまん延防止等重点措置の適用により、工場の稼働停止など生産面での影響に注意が必要だ。

残り458文字(全文826文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月28日号

バイオ製薬最前線 肥満 がん 認知症第1部 創薬テーマ編肥満14 画期的な減量効果の治療 ノボ、リリー2強が世界席巻■中桐成美/中西拓司17 内臓脂肪減少薬 大正製薬が「アライ」発売 吸収抑えて25%を排せつ■中西拓司19 米国の現実 成人の「4割超」の深刻 国防にも影響するレベル■岩田太郎20 体 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事