教養・歴史 書評

『入門オルタナティブデータ』 渡辺努・辻中仁士編著 日本評論社 1980円

『入門オルタナティブデータ』 渡辺努・辻中仁士編著 日本評論社 1980円

 コロナ禍で人々の行動や消費を捉えるうえで、携帯電話の位置情報やクレジットカードの取引情報など、従来の統計とは異なるオルタナティブデータが注目された。その可能性と限界を利用例を交えて掘り下げる。業務から自動的に生じる大量のデータゆえリアルタイムで詳細に分析できる利点がある。一方、対象の偏りをはじめデータの癖を知らなければ分析を過ちかねない。この扱い注意の飛び道具、経済分析で不可欠となるから押さえておきたい。(A)

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バイオ製薬最前線 肥満 がん 認知症第1部 創薬テーマ編肥満14 画期的な減量効果の治療 ノボ、リリー2強が世界席巻■中桐成美/中西拓司17 内臓脂肪減少薬 大正製薬が「アライ」発売 吸収抑えて25%を排せつ■中西拓司19 米国の現実 成人の「4割超」の深刻 国防にも影響するレベル■岩田太郎20 体 [目次を見る]

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