教養・歴史 書評

『理想の国へ 歴史の転換期をめぐって』 大澤真幸、平野啓一郎著 中公新書ラクレ 1012円

『理想の国へ 歴史の転換期をめぐって』

大澤真幸、平野啓一郎著 中公新書ラクレ 1012円

 片やナショナリズムやキリスト教など幅広いテーマで縦横に執筆する社会学者。片や社会状況にも積極的に発言する小説家。これまでも天皇論や三島由紀夫論など対話を続けてきた2人が、現代の日本とはいったいいかなる国なのか、真正面から語り合った。元号についての考察から平成以降の日本の変化について考え、資本主義を、憲法9条を、そしてロシアによるウクライナ侵攻とからめて、「国を愛する」とはどういうことかをつきつめて考えていく。(K)

インタビュー

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月28日号

バイオ製薬最前線 肥満 がん 認知症第1部 創薬テーマ編肥満14 画期的な減量効果の治療 ノボ、リリー2強が世界席巻■中桐成美/中西拓司17 内臓脂肪減少薬 大正製薬が「アライ」発売 吸収抑えて25%を排せつ■中西拓司19 米国の現実 成人の「4割超」の深刻 国防にも影響するレベル■岩田太郎20 体 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事