教養・歴史 書評

『認知症パンデミック』 飯塚友道著 ちくま新書 946円

『認知症パンデミック』 

飯塚友道著 ちくま新書 946円

 衰えを見せない新型コロナウイルス禍にあって、ステイホームの時間が長くなっている人も多いはず。リモートワークの推進のみならず「自発的ロックダウン」もあたりまえになりつつあり、こうした中で脳が萎縮し、認知症がより深刻化していると本書は警鐘を鳴らす。長年認知症の画像診断の研究を続け、地域での認知症対策に携わってきた著者は、脳を守るための具体的な生活習慣改善と、AI(人工知能)を有効活用した早期診断の実用化、重要性を訴える。(K)

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バイオ製薬最前線 肥満 がん 認知症第1部 創薬テーマ編肥満14 画期的な減量効果の治療 ノボ、リリー2強が世界席巻■中桐成美/中西拓司17 内臓脂肪減少薬 大正製薬が「アライ」発売 吸収抑えて25%を排せつ■中西拓司19 米国の現実 成人の「4割超」の深刻 国防にも影響するレベル■岩田太郎20 体 [目次を見る]

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