国際・政治 ワールドウオッチ

シンガポールで培養肉が身近になる日 本田智津絵

ウマミ・ミーツが主催した培養肉の試食会=22年10月27日 筆者撮影
ウマミ・ミーツが主催した培養肉の試食会=22年10月27日 筆者撮影

 シンガポール都心部にある国内最大の精肉専門店フーバーズ・ブッチャリーは今年1月から、鶏肉培養肉の販売を始めた。鶏の羽などから幹細胞を採取して培養した肉。開発したのは、米国のスタートアップ、イート・ジャストだ。

 シンガポール食品庁は2019年、培養肉など新規食品(ノベルフード)の製造や販売ガイドラインを、世界に先駆けて導入した。これを受け、培養肉を開発する企業が続々と同国に集積している。政府は19年、食料自給率を30年までに30%(栄養ベ…

残り332文字(全文553文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月14日・21日合併号

ストップ!人口半減16 「自立持続可能」は全国65自治体 個性伸ばす「開成町」「忍野村」■荒木涼子/村田晋一郎19 地方の活路 カギは「多極集住」と高品質観光業 「よそ者・若者・ばか者」を生かせ■冨山和彦20 「人口減」のウソを斬る 地方消失の真因は若年女性の流出■天野馨南子25 労働力不足 203 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事