週刊エコノミスト Online 特集

役立つ会計 楽天への質問と回答 「恣意的な評価益の計上はない」

 編集部の質問に対し、楽天は次のように回答した

── IFRS第9号の早期適用を行い、非上場株式への投資額を2015年12月期から17年12月期まで年々増やしているのはなぜですか。また、評価損を出すことなく、非上場株式の評価益を出している根拠は何ですか。

■IFRS第9号につきまして、非上場株式の評価に関しては当社がIFRSを適用した13年12月期から適用しております。

 当社連結経営成績において計上している非上場株式の評価益に関しましては、四半期ごとに各投資先の直近の資金調達株価等を参考に客観的・合理的な方法により算定された公正価値を元に、IFRS第9号に準拠して保有株式の公正価値評価を行ったものです。したがって、投資対象によっては、評価益を計上することもあれば、評価損を計上することも過去にございました。

残り824文字(全文1179文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月14日・21日合併号

ストップ!人口半減16 「自立持続可能」は全国65自治体 個性伸ばす「開成町」「忍野村」■荒木涼子/村田晋一郎19 地方の活路 カギは「多極集住」と高品質観光業 「よそ者・若者・ばか者」を生かせ■冨山和彦20 「人口減」のウソを斬る 地方消失の真因は若年女性の流出■天野馨南子25 労働力不足 203 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事