東京市場 ストラテジストが読む 商品価格高騰で資源関連に注目=藤戸則弘
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米長期金利の上昇が顕著になっている。10年国債利回りは一時1・6%を超え、昨年3月の0・314%を底に大きく水準を切り上げている。投資家は、バイデン政権の追加経済対策を評価し、先行きの景気回復に自信を持ち始めた。新型コロナウイルスのワクチン総接種回数が2月に世界で2億回を超えており、コロナ感染者の拡大が峠を越えて、収束への道筋が見え始めている。
国際通貨基金(IMF)の予測では、今年中国が8・1%、米国が5・1%成長であり、この両経済大国が回復をけん引することになる。したがって、経済の正常化を見据えて、景気敏感株に投資マネーが集中し始めた。
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週刊エコノミスト
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