内需 消費増税の影響は限定的 五輪効果で夏にかけ復調=小林真一郎
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2020年の景気を展望するにあたっては、消費増税の影響をどう考えるかが大きなポイントとなる。今回の駆け込み需要は、14年の増税時に比べ小規模とはいえ、自動車などの耐久財から日用品まで幅広く発生し、個人消費を押し上げた。この反動により、19年10〜12月期の個人消費は急減する見込みで、実質国内総生産(GDP)成長率もマイナスに陥ることは避けられない(図1)。問題は増税の影響が長引くかどうかである。
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週刊エコノミスト
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