ドル・円 円安方向の可能性=佐々木融
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米中間の貿易交渉は第1段階の合意が成立した。また、英国の総選挙では与党・保守党が単独過半数を確保し、欧州連合(EU)離脱についてはジョンソン英首相がEUと合意した協定に沿った形で離脱に向かう見通しだ。2019年の市場を不安定にした二つの大きな国際政治の動きが年末に一定の進展・落ち着きを見せたことで、20年に向けて明るい兆しが見え始めた。
貿易量で加重平均した日本円の実効レートは、2年続いたリスクオフ相場を背景に上昇してきた。しかし、足元は製造業の景況感指数なども世界全体で改善しつつあり、20年には円安方向に向かう可能性が高まると考えられる。
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