マーケット予測 中国株 悪材料消失で上昇トレンド=田代尚機
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高値 3500ポイント(11月)
安値 2800ポイント(1月)
2019年の上海総合指数は1月の2441ポイントが最安値で、4月の3288ポイントが最高値。5月以降は2900ポイント前後での値動きが続いたが、20年は19年最高値からの下落分を取り戻す展開になるとみている。足元の上海市場の平均PER(株価収益率)は14倍弱で、歴史的にみれば割安圏。景気対策の効果から業績は崩れないと予想され、下値は堅いだろう。
20年11月の米大統領選で再選を目指すトランプ氏は、景気、株価への配慮から、中国との貿易戦争の休止を選択するだろう。上海総合指数は下げたとしても2800ポイントで止まるとみている。悪材料の消失から、指数は上昇トレンドを形成する。
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週刊エコノミスト
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