マーケット予測 中国株 経済政策が株価を下支え=何紅雲
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高値 3300ポイント (3月)
安値 2600ポイント(11月)
2019年の中国は、ここ30年間でかつてない試練に直面したが、株式市場はよく持ちこたえた。米国との貿易摩擦は17年のトランプ米大統領就任から激しさを増し、中国経済に下押し圧力がかかったことで、19年7〜9月期の実質GDP(国内総生産)成長率は前年同期比6・0%と、四半期ベースの統計が確認できる1992年以降で最低の水準となった。
このマクロ経済環境は20年も大きく変わらない。米中貿易摩擦は短期間で決着がつく問題ではなく、段階的な交渉結果に市場が一喜一憂する状況が続くため、相場の見通しに不確実性が増し、株価の重しとなる。
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週刊エコノミスト
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