日本株の行方 31年ぶり3万円超え 中国向け輸出が加速=小髙貴久
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野村証券では、日経平均株価は2021年12月末時点で2万8000円、高値としては3万500円を見込んでいる。3万円超えは31年ぶり。米国大統領選挙という不透明要因がなくなったことに加えて、企業業績の改善が株価上昇を予想する主因だ。
21年前半では中国の景気回復に伴って輸出や生産が回復し、足元では日本国内の製造業における在庫調整も終えて出荷が増えてくるタイミングに入った。新型コロナウイルス発生から1年を超えて、コロナ禍の環境下での経済活動や生活が定着するのかを株式市場が見極める年になるだろう。
日経平均は20年3月19日につけた年初来安値(1万6552円)から11月17日に29年ぶりとなる2万6000円台を回復した「V字型」の上昇を経て、コロナ環境の定常化への流れの中でボラティリティー(変動率)が低下していくとみている。
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週刊エコノミスト
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